デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第6章 バラバラになった仲間と目指せスパイラルマウンテン
☆☆~小姫side~☆☆
あれからヤマトさんに会って、タケルくんに会って、四人で行動した。相変わらず意見が合わず、言い合いは止まらない。
「もういい!俺はこっちに行く!行くぞタケル!」
「分かった!俺はこっちだ!行くぞ小姫!」
「お前みたいな考えなしに小姫ちゃんを任せられるか!!」
「なにー!!俺のどこが考えなしなんだよ!」
「そういうところがだろ!!」
私とタケルくんは顔を見合わせる。
「お腹へっちゃった。」
「私も。」
「どうする?」
呆れた顔のタケルくん。
「ケンカするほど仲がいいっていうよ。ね?パタモン」
「うん!気にしないでタケル。」
「そうそう。気にしなーい」
とユタモン。
「ねえ!ヤマトさん、タイチ!」
取っ組み合いが始まった二人に声をかける。
「ご飯にしよ?」