デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第5章 デビモンの罠と新たな島
そして、お風呂から上がると、タイチに会った。
「よっ、小姫!」
すごく機嫌が良さそうだった。
「変なタイチ。」
ソラさんが呆れ顔で呟いた。
「ソラさん!小姫ちゃん!見てみて!」
ミミさんが指さしたのは秋くんとヤマトさん。ふたりとも備え付けの浴衣姿だ。
「……やっぱりかっこいいわよねー!!!」
「……………うん。そうね。」
ソラさんの顔は熱を帯びていた。
「小姫。」
私に気づいた秋くんが手招きした。
「秋くん。どうしたの?」
「俺から離れるなよ」
と私の手を掴んだ。