デジタル世界に迷い込んだ選ばれし8人の他にあと二人いた?
第4章 デジモンと進化
「………なっ!?こ、これは………」
先に頂上へとたどり着いた俺たちはその光景を見た。周りは広い海が広がっていた。
「おい!まて………よ」
後から追いついた二人も同じ反応だ。
「…………」
三人とも絶句のようだ。ここの謎がますます深まっただけだということ。助けは期待できないこと。それだけわかれば十分だった。
俺は予想通りのことだったが、まだ" あのこと" をこいつらに話す気もなかったため元来た道を引き返した。俺の中の疑問が解決した後、ただ思うのは小姫のことだけだった。