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白咲先生、大好きです。Episode0-初恋-

第4章 ♡Episode2♡ 白咲先生


「どうする藤ヶ谷?
これ以上プライドズタズタにされたくないだろ?
リタイヤしてもいいんだぞ(笑)」



「っ誰がするか!
今のはちょっと油断しただけだ!」



「ふふふ......じゃあ試合再開しましょう。」



「望むところだよ!」
(次はぜってぇ止める!)



その後試合を再開したが、わずか1分後...





「っくそ......」



「もう少し......手加減すればよかったかしら(苦笑)」



「白咲先生、彼にはこれくらいがちょうどいいでしょう(笑)」



「っ手加減してたのかよ!?」



「だって、本気出したら面白くないかと思って......」



「っ......」



「藤ヶ谷、言ってなかったけど......
白咲先生は高校の時に最優秀選手賞を貰っているんだ。」



「っはあぁ!?」
(こんなチビがかよっ!?)



「藤ヶ谷君、人を見た目で判断しちゃだめよ(笑)」



「っ......」



「......藤ヶ谷君?」



「っるせぇな!」



「おいムキになんなよ(笑)」



「なってねぇ!」



「「......(苦笑)」」
((素直じゃないねぇ......))



同時に思う百合と樹だった。



太輔がその場に座り込んでいると...



「......白咲先生っ!」



「ぁ、寺嶌先生!」



「......?」



後ろから若い男の声が聞こえてきた。



「またここにいたのか......」



「えぇ(笑)
こうして生徒とふれあう事も大事でしょ?」



「そうだな。」



「......。」
(誰だコイツ?)


ボソッ
「寺嶌恭吾先生、3年生の担任だよ。」



樹が太輔に耳打ちをする。



「っ別に俺には関係ねぇし......」



太輔が恭吾に持った第一印象は【すらっとした爽やかイケメン】という感じだった。



「またここで、何をしていたんですか?」



「藤ヶ谷君と1ON1していたんです。
明日から、バスケ部のみんなと練習も始める予定なんですよ(微笑)」



「そうですか(微笑)」



「......。」
(何かあの二人、随分雰囲気良さそうだけど......デキてんのか?)



太輔はなぜか二人に対して苛立ちを覚えていた......。
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