第5章 ♡Episode3♡ 相棒
「早くこねぇかなぁ......」
いつも待ち合わせ場所としているケヤキの木前で宏光を待つ太輔。
__それから数分後
「よぉ太輔!」
「おっせぇよ!」
「さっき着替えて急いで来たんだぞ?
その言いようひでぇな(笑)」
私服に着替えた宏光がやってきた。
「まぁいいや、早く行こうぜ。」
「あぁ、どこ行く?いつものゲーセン?」
「そうだな。」
ふたりはゲームセンターに行くことにした。
__ゲームセンター
「太鼓の達人やろうぜ!」
「いいぜぇ、チビには負けねぇよ(笑)」
「こんにゃろう......(怒)
絶対勝ってやるし!」
「チビは威勢がいいな(笑)」
「るっせぇ!」
__ゲーム終了
「くっそぉ!」
「ふんっ!チビのわりには頑張ったな(笑)」
「ぬぅぅぅぅ......」
その後もゲームを楽しみ...
「俺の全勝!お前が勝てるゲームねぇな(笑)」
「マジムカつく......」
「しょうがねぇだr..“ドンッ!”...っいってぇな!どこ見てんだよ!」
「ああん?」
一人の男子高校生と肩がぶつかり合いガンを飛ばす太輔。
だがぶつかった相手はかなり大柄......
「うぉ......」
(思った以上にこえぇ...ってかこの制服、うちの学校と同じじゃん......)
しかも制服の胸元にある紋章には太輔と同じもの、どうやら先輩の不良のようだった。
よく見ればほかの不良生徒もいた。
「よく見ればお前、入学式の時目立ってた新入りかぁ......」
見下ろすように見てくる不良。
「あぁ......そうっすか?(苦笑)」
(下手に逆らわないほうがいいかもな......)
『バチが当たったね』
『......そうかもな。』
『認めた!?』
『......。』
(あの先輩、めっちゃ怖かったなぁ......汗)