第4章 ♡Episode2♡ 白咲先生
またもや渋々と教室に入らさせられた太輔。
「......。」
(早く終わんねぇかな......)
机に俯せながら早く終わらないかと思っていた。
そしてHLが終わり...
「もーういい加減帰るかr..『サボりはいけません!』......っ」
(あぁぁぁもう!何でサボろうとするたんびにあの先公の顔が出てくんだよ!)
結局部活見学も適当に周ることにした。
「文化部は俺には関係ねぇな......」
(......やっぱりバスケか?)
体育館に行ってみる太輔。
体育館に行ってみると、2、3年の連中はバスケの練習に励んでいた。
「......ふぅん、バスケ部...結構いいじゃん。」
適当に見ているとひとりの男子生徒がこちらに向かってきた。
「......?」
「おーい君!」
太輔の元にやって来たのは、眼鏡をかけ4番のユニフォームを着た男子生徒だった。
「......。」
(あの眼鏡、5番のユニフォーム着てるって事は副主将?
あんなのが副主将なのかよ......)
第一印象として、軟弱そうなイメージが湧いた太輔。
あれなら俺でも倒せるかも♪←
「君、新入生だよね?バスケ部に興味があるなら入らないか?」
「.....ってか、アンタ誰?」
「おっと、自己紹介が遅れて悪かったな。俺は2年赤沢樹、今年から副主将に選ばれた。」
「ふぅん......」
(何か優等生って感じがする......)
「君は?随分髪が派手だね。
入学式の時もそれなりに目立ってたぞ?制服も着崩していたしな(笑)」
「っるせぇな......俺は藤ヶ谷太輔、一応経験者だ......」
「へぇ......藤ヶ谷は、背が高いから試合では結構有利だな!」
「はぁ......」
「良ければうちの部活に入らないか?」
「......別に、入ってやってもいいけど......」
「じゃあ明日のHLで入部届の紙が渡されるはずだから
担任の先生に渡してくれ。」
「......わかった。」
(あんま先公と関わりたくねぇんだけど......)