第6章 キライ、キライ...
暫くしてグッタリしていると、私を沈めている男の1人が亮に言った
「なあ...このままじゃコイツ死ぬよ」
「...こっち連れてこい」
男2人に亮の近くまで引っ張られると髪を掴み上げられた
「...っぐ」
「上がってこいよ、バカ女」
もう力が入らない...
プールから上がろうとしても上がれない
その状況にイラッとした亮は、私の腕を強引に引っ張り上げ乱暴に床へと捨てるように投げた
ザラついた床に肌が擦れる痛みに顔が歪む
「こんな女。もう死んでもいいんじゃね?」
そう呟くと高く上げられた金属バットが振り下ろされた
バキッ
「うっっ!!」
足に激痛が走って目に涙が滲む
同じ場所を何度も殴られて、痛みにジッと耐えていると痛みが2ヶ所増えた
「...ぐぅッ!!」
薄く目を開くと、さっきまでプールに居た2人もバットを持っていた
(私...死んじゃうのかな...)
そう思い、再び目を閉じた