第5章 苦痛な日々(R18)
ジャーーッ
(どうしよう、あんまり取れないな...)
♪~~
突然鳴り出した携帯
画面を開くと、受信相手に目を疑った
”雨宮 恵”
「は!?嘘でしょ...。あいついつの間に...!」
(これも昨日だ。人の携帯勝手に...)
-放課後 5時に生徒会室-
たったこれだけだった
行きたくない...
でも そんな事は許されないんだろう
「...はぁ」
深く溜息をついて携帯をポケットに戻した
雨宮君の言う事は絶対
私は玩具なのだから...
結局、スカートのベタつきは取りきれなかった
私はあきらめて教室へと戻ると
まだ昼休みは終わっていないのに咲綺の姿が消えていた
「あれ?咲綺は?」
私の声に茉莉がビクンと肩を揺らす