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恋愛玩具

第3章 現実逃避



私の視線に気づいた雨宮君は顔をしかめた

「なんだよ...」

結局、雨宮君ってよく分からない人だ...

「...なんでもない。帰る」

「は?」

彼の横を過ぎて扉に向かう
私のぎこちない歩き方を見て、後ろから雨宮君が笑ったのが聞こえた

少しイラッとしながら扉を開けると

「あゆ」

「...なに?」


「気持ちよかった?」


意地悪な笑顔

今日、この顔何回見たんだろう...

「うるさい、バカ!!」

そう言って乱暴に扉を閉めた
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