第7章 ちぎれた鎖
「えっっ!?い、いつ?いつから!?」
「つい、さっきから...」
咲綺が照れながらそう呟いた
呆然とする私を余所に2人はお互いの顔を見て微笑みあう
「あゆちゃんを助ける方法考えてたら、一緒にいる事が多くなって...。咲綺ちゃんって、すっごいあゆちゃん思いでいい子だなって」
「私も...駿君とここ最近ずっと一緒にいて、優しくて頼れる人だなって思って」
(咲綺...。いつの間にか”駿君”って呼んでるし...)
「そ...そうなんだ」
武本君には嫌がらせを受けてた時色々助けてもらったし、本当に優しくていい人だと思う
咲綺は私にとって大切な親友だから...
絶対に、幸せになってほしい
ほんわか甘い雰囲気を纏った2人を見て、あゆは胸があったかくなる感じがした