【ハイキュー】 poco a poco (ポコ ア ポコ)
第8章 前へ
楽しそうに友達のことを話す彼の様子に、立花も自然と笑顔になる。
「いいな。楽しそう。仲良しいいなー。こうちゃんばっかずるい。」
少しいじけたように口をとがらす。
「来たらいいべ。いつでも。
大地は同じクラスだから必ず会えるし。
清水も旭も俺が紹介する。みーもすぐに仲良くなれるよ。」
「そんなの夢みたいだよ。」
「大げさ!」
菅原はまた声を上げて笑った。
「こうちゃん本当に楽しそうに学校の話するから、困るよ。」
「行きたくなってきたべ?」
「うん。」
「また明日迎えにくるから。行けたらいこうな。
日向と影山も絶対喜ぶからさ。」
「うん。」
もう1年以上共にしている空気があるから分かる。
明日は行ける。二人ともそう確信した。