【ハイキュー】 poco a poco (ポコ ア ポコ)
第5章 彼女について、もう少し詳しく
「女子のそういうのはよくわからないからなー。」
旭がうーんと唸る。
「まあ、立花が来たときには、俺も気を付けてみてるようにするし。席もまあまあ近いしな。俺にできることあったら何でも言ってくれよ。」
「ありがとう。あいつも大地には結構気を許してるみたいだからさ。」
「それは嬉しいな。」
「だからって手を出されたら俺の心境が複雑だからやめてな。」
「スガはすっかり過保護だな。」
「旭のことは怖がってるから、あんま近づくなよ。」
「まじかよ、大地より優しいと思うんだけどな。」
「あと20センチ縮んだら怖くなくなるかも。
菅原、私も何かできることがあれば…とは言っても、今の話だと女子に関わるのがストレスかもしれないから、余計なことはできないけど。力になるから言ってね。」
「清水も、本当にありがとな。」
「俺、縮むのは無理だけど、何かあったら言ってくれ……。」
「はは。ありがと。この話あいつにしたら絶対喜ぶ。じゃあ、また明日。お疲れー!」
そう言って別れた。