第2章 貴女に愛が届くまで
「私が何とかいたしましょう」
「どうやって!?」
目を吊り上げてにらんでくるマルコに微笑んだ。
「エクソシストたちにイノセンスを発見させてAKUMAたちを排除させましょう」
そして、マルコに向かって深々と礼をする。
「そのあとの始末は私にお任せを」
先ほどまでの表情から一変してマルコは目を輝かせた。
「そうだ! リアがエクソシストを倒してくれるよね。リアは強いんだもの! よかった―」
嬉しそうにマルコはリアの手をつかみ部屋から出ていく。まるで子供のような無邪気さだ。
「じゃあ、作戦会議だ! 行こうリア!」
手をひかれたリアは微笑しながら歩いていく。
ドアが閉められ最後は散らかったゴミとメイドが機械的に掃除をしているだけだった。