• テキストサイズ

音符のみつけ方

第7章 マジカルブレイク


『ふ、・・・っくしゅ・・・っしゅんっ!
・・・っあー、なんだろ・・・誰か噂してるのかな』






あ、でも2回って悪口・・・?

・・・んー、大方一ノ瀬くんかな。←偏見





『っと、LINKだ。
・・・あれ、誰だろこれ・・・』






ようやっとタップだかタッチだかに慣れてきたLINK。
アイコンを押して起動させると、そこにはunknownと言うアカウント名。プロフィール画像も背景画像も初期のまんま。
・・・エラー的なウイルスじゃないよね。

若干の不安も覚えながらもそのアカウントをタップ。




〈初めまして〉

《あ、はい。初めまして》

〈・・・覚えてるかな、前に森で君に楽譜を渡したんだけど〉



森・・・?
・・・・・・あ、もしかしてあの人・・・?



《覚えてますよー!
あの時、いつの間にやら居なくなっちゃってましたけど・・・聞いてくれました?歌》

〈うん。
聞いた。
・・・凄く、いい歌だったよ〉

《ありがとうございますm(*_ _)m》

〈・・・僕、訳ありで自由に出歩けないんだ。
だから、LINKで・・・君の歌、投稿してくれないかな?〉



出歩けない・・・?
・・・うーん、もしかして入院してるとか?
まあ、悪い人じゃなさそうだし。いっか。



《いいですよ^^
あの、入院とかしてるんですか?》

〈入院・・・。・・・うん、そんな感じかな。
ゴメンね、ワガママ言って〉

《いぇ(´ー`*)(*´ー`)いぇ。
私の歌を好きになってくれたんですから、お安い御用ですよー》

〈・・・そっか、ありがとう。
僕の事は、unknownって呼んで〉

《解りました、じゃあ私の事はgrayって呼んでください》

〈うん。
・・・本当に、ありがとう〉

《大丈夫ですよ。
ちなみに、こんな歌が聞きたいってリクエストはありますか?》



それからunknownさんにどんな歌が聞きたいのかリクエストを聞いて、色々と喋った。
不思議と会話が尽きる事なく続いて、unknownさんとはすぐに仲良くなれた。


なんで私のLINKのIDを知ってたのか知らないけど、unknownさんいい人そうだし・・・入院してるみたいだし元気になってくれたらいいなぁ。
/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp