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音符のみつけ方

第15章 プロミス


「はあーい、いきなりの拡散に集まってくれたみんなありがとうね。お待ちかねの、Gray∞Noteの生配信はじめるわよー♪

司会はシャイニング事務所の女装アイドルでお馴染みのアタシ、月宮林檎が務めるわねっ」

『えーと・・・あー・・・。
・・・・・・ども、ぐ・・・Gray∞Note・・・です』

「この通り、当の本人のgrayちゃんは初配信って事で緊張してるけど・・・大目に見てあげてね?
・・・そうねぇ、まずは・・・手始めにgrayちゃんの水着ショットを表示しちゃうっ!」

『、っな・・・!?
て、手始めに表示していいレベルの写真じゃないじゃないですか!
変えてくださいよ今すぐ・・・!』

「やぁよ!」

『キリッとしながら拒否しないでください・・・!
ってああああ・・・もう表示されてるじゃないですか!』

「ふふっ、ちなみにこれはシャイニーから撮ってもらったのよ」

『早乙女学園長が・・・?
いや、でもいつ・・・・・・・・・、・・・!
あの時か・・・波に流されたあの時か!?』






あれ、なんか雑談入ってる気が・・・。

てか早乙女学園長・・・・・・!!


やいのやいのとじゃれるように言い合う私と月宮先生。
・・・うん、いい感じに緊張解けてきた。
月宮先生もそれに気づいてくれたらしく、隠し撮りテクの話を区切ってくれた。






「さ・て・と・・・・・・。
閲覧数も300人まで増えてきたし・・・grayちゃん、そろそろ曲いっちゃいましょうか♪」

『まったく・・・。・・・ま、そーしますか。
・・・えーと、今から歌うのは・・・マーチングバンドをイメージした曲です。皆さんが知ってる、私がテレビで歌った曲よりはリズムを取りやすい曲調にしたので気に入ってくれれば幸いです』






軽く説明をして、月宮先生とアイコンタクトをして私は自分のスマホを操作し始めた。


大丈夫、歌える。
聴いてくれてる300人の人達に、私の〝音楽〟を届けるんだ。


曲が始まって、レコスタに流れ始めた。
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