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音符のみつけ方

第15章 プロミス


『、っくしゅんっ!』

「わ・・・、ちょっと心羽大丈夫?」

『んむぅ・・・・・・1回だから噂だと思う』






ミニライブが始まって1時間くらい。
その名の通りのミニライブは終わりを迎えようとしていた。

そんな時に出たくしゃみ。
私のくしゃみはよく当たるんだ。






『・・・うー、でもどうしよう・・・』

「心羽ちゃん?」

『なんか・・・こうもプロの生歌聞いてると無性に歌いたくなってくる』

「相変わらずねー。
なに、もしかしてまた曲が浮かんだの?」

『そりゃあもちろん』

「ふふ・・・心羽ちゃんらしいですね。
もうすぐミニライブも終わりみたいですし・・・抜けても大丈夫ですよ?」

「そーそ。
おとやん達には言っとくから、好きなだけ作曲して来なさい」

『2人とも・・・!
んじゃ、ありがたくお言葉に甘えて行ってきまーす』






2人からオッケーをもらって、私は盛り上がってた生徒をかき分けながら出口に向かった。


正直、まさかプロの生歌を今日聞く事になろうとは思いもしてなかったから嬉しい誤算だ。
今日来た4人の曲も、手が空いた時によく聴いてるけど割と気に入ってる方だし。

中でも美風さんとカミュさんは割と最近人気に拍車がかかってきていて、注目のアイドルさんだ。
と言うか、カミュさんはシャイニング事務所だったのか・・・。後でセシルに教えてあげよっと。






『よーし、作るぞー』


ガチャ


先輩アイドルさん達4人の事を考えながら歩いてると、あっという間に私達が使ってる第1レコ室に到着。


さあ気合を入れて作曲するぞー、と意気揚々にとびらを開けた・・・ら。






「・・・うん、計算通りの到着だね」

「さっすがアイアイ!」

『・・・・・・間違えました』


ばたん


・・・なんか、いらっしゃってました・ω・。

え、あれ?
私の目が節穴じゃなかったら、今のって・・・ついさっきまでミニライブしてた4人の内の2人の、美風さんと寿さん・・・だよね?


当然みたいな顔して座ってたけど・・・あれ、ここっていつも使ってる第1レコ室だよね?

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