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音符のみつけ方

第12章 アビリティー


『ところで早乙女学園長』

「ハーイ?」

『私達が現在進行系で居る此処って、何処なんですか?』

「此処はユー達の居たコテージとは真逆の方向にある海岸でーす」

『なるほど・・・でも、どやって戻れば?』

「ご安心を!
ミーが助っ人を呼んでおきマシタので!」






那月くんと砂月くんが和解(?)して、さてこれからどうすればと早乙女学園長に聞いてみた。
助っ人?と首をかしげていると、バラバラバラ・・・と音が聞こえてくる。





「おーい、社長!」

「OH、グッドタイミングね龍也サーン!!」

「今からハシゴ下ろすから、捕まってくれ!」






早乙女学園長が呼んだのは日向先生らしくて。
事務所所有のヘリでやって来てくれた。

そんなこんなで私達はヘリに乗り込み、コテージへと向かう。






「ったく・・・バカンスさせてやるから今すぐヘリで来いって言われて何事かと思えば・・・」

『遠くからお疲れ様です』

「・・・労いの言葉かけてくれんのお前だけだぜ、マジで・・・。
・・・つーか、なんで四ノ宮が2人になってんだ?」

「龍也サン、かくかくしかじか・・・」

『いや、早乙女学園長それじゃ伝わらないですよ・・・』

「・・・・・・ふーん、なるほどな」

『・・・・・・あれ、これ突っ込んだら負けなの?』






これぞシャイニング事務所に所属するタレント故なのか・・・どうやら本当に伝わったらしい。

それからはトントン拍子に話が進み、那月くんと砂月くんはこれからの事を両親に相談しに一旦実家に帰る事になった。






「よし、コテージに着いたぜ」

『はふー・・・なんだかバカンス2日目は疲れます』

「はは、3泊4日なんだから残りを楽しめばいいだろ。
俺も珍しく休み貰えたしな」

『おー、良かったじゃないですか』

「まあな。
よ、っと。そんじゃ降りるぜ」

『・・・え。
ヘリどーするんですか?』

「自動操縦で、事務所の屋上直帰だから心配すんな。
・・・つー訳で、しっかり捕まってろよー」


がしっ


『・・・・・・・・・はい?
いや、でも私命綱ナシのバンジーとかトラウマでしか
・・・ってうぎゃああああああああああああああ・・・!!』






日向先生は手馴れたように私を姫抱きにして、ヘリから飛び降りました。まる。
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