第4章 手負いの白虎
ーシャンクス回想ー
朔哉(獣型)
「!伏せろ!」
パァン…
朔哉
「っ!」
ポタッ
山賊
「白い虎!?」
手下
「!頭!あいつ奪還屋です!」
山賊
「奪還屋~?最近噂のか?」
手下
「間違いありません。」
朔哉
「失せろっ…!」
山賊
「そんな目で睨むなよ。」
朔哉
「クソッ…!目が霞む…。」
(血を流しすぎたか…。)
ドサッ…
手下
「手間取らせやがって。」
山賊の手下が倒れた朔哉を捕らえ、海に投げ捨てようと宙を舞ったその時…
エース
「炎上網!(えんじょうもう)」
秋桜(ネコの姿)
「スター・シールド!」
(間に合って…!!)
ザッパァーン…
エース
「まだ暴れたりねぇって言うのなら…俺が相手になってやる!」
手下
「!火拳のエース!?」
手下
「何でこんなとこに!?」
エース
「秋桜!今のうちだ!」
秋桜
「うん!白ネコさんっ!」
ー海の中ー
コポコポコポ…
秋桜
「!」
見つけた!
秋桜
「今助けるから頑張って!」
シャンクス
「…とまぁそんな感じだ。」
シャンクスの話だと売り飛ばされようとしていた村人を山賊から助けた迄はよかったがその後エースと秋桜に助けられたのだと言う。
朔哉
「………。」
(だから獣型のままなのか。)
シャンクス
「秋桜は滅多に“人間”を助けようとはしないし、懐かない。それはお前も知っているだろう?」
朔哉
「じゃあ何で…?」
(悪魔の実を食べてからは人型でしか会っていねぇのに…。)
シャンクス
「あぁいった山賊達が嫌いだからってのもあるが、そんな連中からお前が村人を助けたのを見ていたからだろう。」
朔哉
「確かに恩人だな。」
(それに今はもう…海軍少将では無い。)