第4章 手負いの白虎
シャンクス
「ここは春島だ。」
朔哉
「…そうか。」
(って事は近いのか…?)
シャンクス
「エース!」
エース
「ん?」
シャンクス
「悪いが秋桜と一緒にお使いしてきてくれ。」
秋桜
「お使い~♪」
シャンクス
「秋桜はエースの帽子ん中に隠れてろ。」
秋桜
「は~い!」
エース
「んじゃ行って来るよ。」
シャンクス
「頼んだぞ。」
片手をひらひらさせ街の中へと消えていくエースと秋桜を見送るシャンクスと朔哉。
朔哉
「何故使いなど…」
シャンクス
「そう言うな。お前に話がしたかったんだ。」
朔哉
「話?」
シャンクス
「秋桜は今エースに預けてる。」
朔哉
「って事は秋桜は今は海賊か?」
(預けてる…?)
シャンクス
「まぁ世間からみればそうだが…決して捕らえようとするな。」
朔哉
「?」
シャンクス
「秋桜はまだ仔ネコだし世の中を知らなさすぎる。」
(人間の姿だと17歳くらいだが。)
朔哉
「でも海賊は海賊だ。」
シャンクス
「命の恩人でもか?」
朔哉
「?どう言う意味だ?」
シャンクス
「実はさっきの話には続きがあるんだ。」