• テキストサイズ

Dye D?〈番外編 横山〉

第24章 罠




 亮は、俺らを見ると暴れだし始めた


錦戸「ちょ、遅いって! めっさ待ってたんやからな!」


横山「捕まるお前が悪い」


俺は冷たく亮に言う


丸山「この魔方陣はつい最近に書かれたものだね」


マルは目を細めて、地面の模様を見ていた


錦戸「なんか、人間の匂いがしてや

入ったらこれやってん」


横山「それで、まんまと敵の罠にはまったんやな」


俺は呆れて言った


丸山「なら早く助けないと危ないよね

何があるか分かんないし」


横山「そうやな」


俺は、探る為に井戸の底を見渡した


錦戸「どうでもええから、早くここから出してや!」

亮は魔方陣の中で暴れていた


横山「どうやったら出られる?」


丸山「この文字は初めて見るから....」


マルは悩みならが文字を見て考えていた

そんな時だった



「最後のスペルに棒を一本足して!」


俺らの上から声がした

俺は驚いて上を見たがここからでは見えなかった


丸山「そうか、文字の言葉を変えると力を失うんだ」


「早くして、日が昇って来てしまう!」



上の声が俺らを急がせた



丸山「亮ちゃん、その左の文字の真ん中に早く書いて!」



マルは亮に指導すると、亮は急いで書き足した

すると光っていた文字がスッと消えた



錦戸「よっしゃ!これで自由や!」


亮は喜んで俺を見た


横山「早く上がるぞ!」


俺は亮を急がした

俺たち3人は急いで井戸の外に出た

空を見るともうかなり明るくなっていた


丸山「やばい、日が昇って来ている

早く屋敷に!」


俺たちは駆け足で

屋敷に転がるようにして飛び込んだのだ

あと一歩の所で灰になる寸前で


/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp