第22章 解答
雛は突然、笑いだした
村上「なんでやねん?」
安田「やって、なんか安心して寝られるしさ
落ち着くし、お母ちゃんの腹の中と同じかなぁって」
横山「まぁ、深読みし過ぎかもやけど
一理あるな」
俺は、ヤスに笑いながら言った
村上「それよりなんか、あったんか?」
雛が心配そうに聞いので
俺は正直にみんなが出て行った後の
話をして聞かせた
丸山「だから、始まりの場所を?」
村上「それてさ、二人が出会った場所ちゃうん?」
横山「そしたら、そんな言い方はせんやろ?」
他の仲間は考えだした
安田「なんか、それて横ちょを試しているみたいやね」
丸山「彼女に相応しいかのテストて事なのかな?」
俺は口の端を上げて笑った
横山「それなら、受けて立つ」
村上「あかん、横の負けず嫌いに火が付いたで」
雛は笑いながら言った
丸山「それより、まずはこの謎を解かないとね」
横山「始まりね...」
俺は、また考え始めた
渋谷「それは0て事ちゃうん?」
すばるが考え込んでいる俺たちの後ろに立って
得意げに言う
村上「それって、めっさ単純やんけ」
渋谷「そうか?」
すばるは何故か不満そうに隣に座った
丸山「僕たちの0....」
マルは考えだした、そして
丸山「横山君、場所がわかったよ」
マルは嬉しそうに俺を見た
横山「どこなんや?」
マルはゆっくりと話し始めた
丸山「そこに行けるのは二人だけだけどね」
マルはそう言うと寂しそうに俯いたのだった
俺には、そのマルの寂しさを理解出来なかった
その場所に行くまでは