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Dye D?〈番外編 横山〉

第18章 不調和




雛が上手い事、間に入ってくれたが

俺はそのまま無言で頭を下げた

俺の気持ちを理解してもらいたくって



渋谷「お前が頭を下げるなんて、ほんまらしくないな」


すばるは茶化すように言う


錦戸「それも、女のためなんてな、ほんま笑えるわ」


亮はニヤニヤしていた


大倉「それだけ大事なんだよね」


大倉の言葉にすばると亮の笑いが止まった


安田「まぁ、俺には良く分からんけど応援するわ」


ヤスは嬉しそうに言った


村上「まぁ、横にも春が来たって事やから、協力せなアカンよな」



雛はみんなの賛同を得ようとした時

みんなの注目は俺からマルに変わったのだ


丸山「......」


マルは答えを考えているようだった

自分だけが違う答えを持っている事にも辛そうだった


横山「マル.....」


俺は、ゆっくりとマルに歩み寄ろうとしたが

その間にスッと雛が入って来たのだ


村上「まぁ、マルはゆっくり考えたいヤツやから

もう少し時間をかけて考えさせたってくれんか?」



雛はそう言うとマルの肩を優しく抱きしめた



横山「そうやな....」


俺は雛の言葉を受け入れた

マルは雛に寂しそうな微笑みを見せると

部屋から出て行った



俺は大きい溜息をつき、少し困っていた

何故、マルはあんなに女を許さないのか

俺には全く理解出来なかったのだ

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