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Dye D?〈番外編 横山〉

第16章 秩序





俺は、少しだけ身体を起こした


横山「話したいんは、そんな事ちゃうんやろ?」


俺は冷たく女を見つめなが言った

女は、話を始められないのか

言葉を探してるのか

俺から目線を逸らしながらいた


そして、重い口をやっと開いた


「丸山さんが言ったのは、本当なの....」


横山「秩序か?」


女は小さく頷く


横山「なんで愛しあうのが、そうなんねん」


「別に愛し合うのは問題じゃないの」


女はキッパリと言った


横山「じゃ、なんやねん」


女は、悲しいそうに微笑みながら


「もし、子供が出来たら、

その子は光と闇の力が合わさった者になるのを

光の人たちは恐れてるの」


女の驚くような話を俺は受け入れた


横山「なるほどな、全ての力を手に入れた者が

今の世界の秩序を乱すって事か.....」


俺は考えながら言うと


「そうなの、どんな子が生まれるか分からないし

自分たちを脅かす存在になる事が確実だから

兄は貴方を消そうとしてるの」



俺は、無言で女の腕を掴んだ



横山「お前は、俺に惚れてるか?

俺とそうなりたいと望んでるんか...」



俺の質問に女の瞳の動きが止まった

腕を掴んだまま俺は女の答を待った




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