• テキストサイズ

Dye D?〈番外編 横山〉

第10章 狩り




それから何日か経ったが、女は現れなかった

俺たちの会話から少しづつ女の話しが消え始めた時だった



俺の棺を叩く音で俺は目覚めた


静かに棺を開けると、すばるが立っていた



横山「.....なんやどなんしたんや?」


俺は少し眠そうに言葉を出すと

すばるは強い口調で



渋谷「そろそろ限界やで?」


俺は、それだけで全て理解した


横山「ああ、今夜 狩りをしょう」


渋谷「おん」


すばるは隣の雛が寝てる棺の上に腰を下ろした


横山「俺はそれだけで、俺を起こしたと思えんが?」


俺は、ゆっくりと棺桶から出た


渋谷「お前の悪い所は、深読みし過ぎやな所や」


すばるは言うと小さく笑った


横山「そうやったら、ええんやけどな」


俺は、すばるの異様な様子を見逃さなかった



渋谷「なんか、嫌な予感がするねんなぁ」


すばるは、顔をしかめて俯いた

俺は、すばるの頭を軽く撫でた



横山「大丈夫や、俺らに敵なんておらん」




この時の、すばるの予感を信じてたら良かったのだ

俺は自分たちが死ねない身体と高を括っていた


そして

あんな危険な目に合うとは誰も思っていなかったのだ

/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp