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Dye D?〈番外編 横山〉

第6章 胸の熱




 俺は、そのまま彼女をみんなの所に連れてった


みんなが俺が女を連れてる事を

何よりも驚いていた


しかし雛だけは嬉しそうに声を掛けてきた



村上「やっと目覚めたんやな、無事で良かったな」


彼女は驚いて俺を見ていた


俺は彼女にそっと耳打ちした


横山「一緒に俺を助けてくれたんや」


彼女は俺の言葉に小さく頷くと


「ありがとうございます」



そう微笑むと雛に手をだした

雛も躊躇することなく手を握った



その時だったマルが突然に

自分の腕で鼻を抑えた



丸山「あんたは......」


マルはすべてを察したようだった

彼女はそんなマルに一指し指を口の前に立てた


「しーーっ」


マルはそんな彼女を見て黙った


錦戸「お前は俺らの正体をしってるん?」



ニヤニヤしながら意地悪気に亮が言いた


「兄弟で仲良く生活してるんじゃないの?」


彼女は上手く惚けた

その返事に亮は肩をすくんで見せた



大倉「この街には旅行で?」


大倉は敬意を払いながら彼女に尋ねた


「そうなの、でもホテルが見つからなくって

疲れ果ててこの屋敷に助けを求めたら

彼が助けてくれたみたい」



彼女は微笑みながら伝えた



渋谷「男だけの所にやって来て

襲ってくれって言ってるもんやで」


すばるは、意地悪気に言った


「私も黙って襲われる気はないから」


彼女も負けずに言うと、すばるは苦笑いをした


横山「しばらく一緒に暮らす事になるからな」


俺は、みんなにハッキリ伝えた

みんなに動揺が走ったが俺は気にしなかった



俺はこれが、自分たちを救う道だと

信じてたからだった
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