第7章 甘い臭いのする方向
そして、レオリオは、少し休むことになり、左の穴の方へトンパと共に行ってしまった。
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「行かないのか?」
キルアが聞いた。
「先に行っててよ!」
笑顔でキルアに返答した。
多分、ゴンは、アイツらを追うのだろう。
そして、結果、クラピカと共にゴンも左の穴へ行ってしまった。
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キルアは、ゴンたちが去った方向を見つめていた。
「気になるの?」
そんなキルアに声をかける。
「別に……
で、どうする?
アイツは、多分……」
「えぇ、引っかけね
嘘のつきかたは、一般人にしては、上手い方ね
アイツは、毎年、ハンター試験を受けてるって聞いたから、嘘つきの熟練ってとこね
ま、受かることよりも、新人を落とすことにスリルを感じてるってとこかしら」と淡々と説明する。
「ねぇ……………………
行ってみない?」
私は、笑みを浮かべた。
「……あぁ、いいぜ」
キルアも不適な笑みを浮かべた。
そして、私たちは、ゴンたちの後を追ったのだった。