第10章 結実
それに対し、驚いていた…
冬樹「え!?」
桃華「腕まくり)何冬樹君に抱き付いt…!」
抱き締めながら泣いていたことに…
その言葉と、桃華の裏化が止まった…
恵土「本当に…よかった…;(涙震え)
生きてて…皆に出会えてっ…;
本当に、よかった;;
よかったぁっ;;
うわああああああああーっ!;;;」
冬樹「恵土ちゃん…(ジーン」
それに対し、冬樹もまた
涙を流していた…
それがどれだけ切実で、純粋なものかを知っているからこそ…
解っているからこそ…
皆もまた、涙を流していた…
恵土「もう一生離すもんかぁーっ!!!!;;;;」
ぼろぼろと再び泣きながら、皆へ向けて叫ぶ恵土…
それに対し…
夏美「こっちだって一生離さないわよバカーッ!;」
涙を流しながら、それを抱き締める夏美と
冬樹「僕だって離さないよ!!;」
桃華「私だって離しません!!;」
小雪「私だって!!;」
秋「恵土…
一生、一緒だからね!^^;;」
全員、涙でぼろぼろでした;
一人か二人を除いて…
睦実「クルルはいかないの?
クルル「くっくっくぅ~。
ここで行かなかったら性格悪いって言われるだろうから
俺は行かないぜぇ。
泣くのもまた同じでな(にや」
睦実「ふぅん。そう(微笑」
クルル「涙をこらえてるなんて、らしくねぇなぁ」
睦実「うるさいなぁ…
しょうがないじゃん…
恵土が、それだけひどい目に遭って…
その上で、幸せになれたんだからさ…(微笑」
微笑みながら、恵土を見つめて
そう言う睦実の目にもまた、涙が浮かんでいた…
ポールもまた、目頭をハンカチで拭きながら
涙を流していました…
その想いが、どれほど尊いか…
どれほどの日々が、どれほどの苦難が報われたのか…
それが解るからこその…
苦難を味わい続けて、それでも耐え続けてきたからこその…
何よりの幸せなのだと、強く感じて…
数多の星が瞬く(またたく)中
数々の思いもまた、瞬く…
永遠に、それが在り続けるわけでもなく
川の流れのように、変わっていく…
それでもまた、同じような時が来る…
温かな想いと、一時の平穏に…
その涙と、満面の笑みに…
乾杯