第10章 結実
ドロロ「あ。かたじけないでござる(汗」
ギロロ「まったく…(溜息)
世話の焼ける奴だ」
そう言いながらも
その反面、その嬉しそうな笑顔を見て…
それを内心、喜んでいたのもまた
ギロロであった…
そして再び
満天の星空の中、飛んで進んでいく機械
機械を運転しているドロロが振り返り
その肩を掴んでいる恵土は、それを見つめ返し
互いに、互いを見つめ合い
ドロロ&恵土『^^』
互いへ向けて、満面の笑みを浮かべて笑い合う…
愛していることと…
通じ合っていることの嬉しさを…
互いがいることの喜びを、表すかのように…
そしてすぐ、前を見つめ
旅館へ向けて、飛んでいく…
そんな中…
ギロロ「まったく;危ないとは思わんのか;」←心配してくれていた
それから…
温泉旅館につき
睦実「遅かったね(微笑」
恵土「ごめん^^;ついつい川遊びしてた;(汗」
睦実「ふぅん…
(本当は、クルルの映像で見てたんだけど…まあいいや。
内緒にしといてあげるよ(微笑」
真っ先に迎えてくれたのは睦実だった…
その後、晩ご飯の料理が既に用意された大広間に移動し…
ケロロ「遅かったじゃん。何してたの?」
ギロロ「川を見ていた、今も流れゆく川をな」
ケロロ「え?;」
ドロロ「目を瞑りながら頷く)さよう。
とても綺麗な川でござった」
そう言い
皆と話し合う恵土へ目を向け、微笑む二人…
ケロロ「え?何?何があったの?
我輩にだけ内緒でありますかーっ!!??;」
ギロロ「内緒だ(目を瞑りながら腕組み」
ドロロ「内緒でござる^^」
ケロロ「なんかずるい!!教えてよーッ!!;(ぷんぷん」
そう盛り上がる中…
恵土は…桃華に、晩ご飯の乾杯の音頭をとるよう言われた。
恵土「?何で私が?」
桃華「だって…
恵土ちゃんのためのものですし」
恵土「え?」
桃華「苦労してきた分、幸せになって欲しい。
無論、皆さんが楽しめるように思って
今日と明日の旅行を、計画したんです^^」
恵土「…そっか(微笑)
(皆が楽しめるように…か(微笑)
嬉しいな^^)
じゃあ、遠慮なく音頭をとるよ^^」
そうして、用意されたマイクへ
恵土は向き合うのだった…
数々の想いと共に…