第1章 出会い
恵土「…すぅ~」
風が集まってきて、その風を吸い込むように息を吸うケイト…
それから…
クルル「やっべぇぜ、こりゃあ」
ぶーっ!ぶーっ!!
警告音と赤い光に包まれた中、呟くクルル
ギロロ「何がやばいというんだ?」
クルル「…地球がぶっ壊れるぐれぇの数値が出てやがる」
そんな言葉の直後…
恵土の周囲が、白い光に包まれ…
その周囲との、あまりものエネルギーの変動から
それは、周囲へと衝撃波を生み出し続けていた…
冬樹「何!?何が起きてるの!?」←うろたえてる
夏美「…ねえ、地球が壊れるってどういう」
その言葉に
睦実と恵土の間に割って入る人が
ドロロ「ケイト殿!
地球を壊すつもりでござるか!?
早々にやめて下され!」
恵土「…壊さないよ…
これ、自力で制御できるんだ。
それに、その数値は本物だよ。
本気になれば、もっと数億倍以上までだって出せる…
けど…」
ドロロ「けど?」
恵土「………
けど…
失った命は、二度と蘇らせられない…
だから、そういった事には使わない。
なのに…
五年間、何も食べてなくても
勝手に、エネルギーを補給する形で行動して
生き永らえるようにばっかりしてくるんだ…
まるで、意思があるみたいに」
ドロロ「そのエネルギー体に、意思が?」
クルル「可能性は50%ぐらいだろうな。
あいつの話が本当なら、500%だろ。
くぅ~っくっくっくっく!
久々に面白いものが見られたぜぇ(にやにや」
ドロロ「さようでござったか」
ギロロ「待てドロロ!簡単に鵜呑みにするのか!?」
ドロロ「…彼女は、嘘をついてはおらぬでござるよ。
目が、そういっているでござる」
恵土「…ごめんなさい、また迷惑かけた;(土下座」
睦実「あー。気にしなくていいよ。
そりゃ、いきなり襲い掛かった俺の方が悪かったしさ」
そうして、睦実は
笑顔で、その土下座に使っている手を取って
握手を交わすのだった…