第1章 出会い
「?どうしたの?ギロロ」
ギロロ「いや…気のせいだったみたいだな」
ちょうど窓際にいた二人でしたが
全く気付かれませんでした
だが…
「ピクッ)見えた!)何奴!!」
ひゅばっ!!
突如として、家の屋根から飛び降り
恵土のいる木へと斬りかかった…
きゅぃーん!!
その直後…
金属音が鳴り響いた…
ずさぁ!
そして、綺麗に着地した…
恵土「…
(…屋根から見えた、この刀の反射でばれたのか」
「…(この人、できる!」
睨み合う二人だったが
「え?何?」
ギロロ「何者だ!!?」
そこに、新たに二人が駆け寄り
「ん?」
「ゲロォーッ!;」
台所で熱戦を繰り広げていた二人もまた、視線を向けた…
ジリ…ジリ…
そう、距離を保ったまま
臨戦態勢でい続け…
両方共に、ぶつかり合おうとした時
「待つでござる!!」
ひゅがっ!
その間に、小刀が振ってきた…
「!ドロロ」
ドロロ「待つでござる、小雪殿」
そう言い、小刀を拾いながら
恵土へと歩み寄った…
ドロロ「随分早い再会でござったな^^」
恵土「…」
「え?何?知り合い?」
ギロロ「知らん。俺にもさっぱりだ」
赤髪の少女が尋ねるも、ギロロはそう答えるしかなかった
そうして…
ドロロの紹介のもと、自己紹介し合ったのだった…
夏美「よろしくね^^」
恵土「よ、よろしくお願い申し上げます(土下座」
夏美「そんなに堅くならなくていいのに^^;」
恵土「いえ。
恩人の知り合いの家とはつゆ知らず
様子が気になったからといって、勝手に忍び込み
数々の迷惑をかけた事、何度詫びても足りぬほどで…;
本当に申し訳ありませんでした(土下座」
正座をしたまま
申し訳なさそうに頭をうつむかせながら言い
土下座しながら謝った。