第6章 遠き想い出
父上「そうか^^
それが何よりの宝で、大事な心だ。
忘れるなよ、一番大事なものは…」
恵土「相手を思いやる心だ!!!」
その言葉と共に
涙と共に泣き震える、村長の孫に
襲い掛かってくる燃える柱を
庭から跳び込むが一番、蹴飛ばした
「!」
そして着地して見てくる恵土に対し
その後ろ側を見て、固まる男子=村長の孫に
思わず振り向くと…
恵土「!」
燃え盛る火の柱が…
(俺が…護らないと!!
くそっ。約束したのに!!
何で…動かないんだよ!!;)
涙と共に震える男子にまで
襲い掛からんとするほどの勢いで、襲い掛かっていた…
本人の意識があったのは、そこまでだった…
覚えているのは…
白い光に包まれたこと…
気付けば、古いのに新品同様の日本刀が
ずっと、隣にあり続けていたこと…
そして…
それが、周囲の人たちには見えていないこと…
その後、幼馴染の村長の孫が言った
仲良くなる際に言っていた、とある事を思い出していた…
「俺は村長になる!
だから禁をなくして、皆を護ることに使わせるつもりだ!
皆が皆、護りあえば
絶対に最高の村になるはずだからな!^^
だから、お前に何かあったら
すぐに護りに行くからな!^^(手を差し伸べる」
だが…
その意見を覆し…
村の皆と共に
恵土と、その両親を傷付け…殺そうとしてきた…
「…」
恵土「!早苗(さなえ)!」
早苗「…俺は、村長の孫として
お前の、その力を持つことを許せない!!」
恵土「は?何言ってるの?」
早苗「即刻殺して奪い返せ!!」
それと同時に、白い光に包まれて護られ
ある記憶が流れ込んできた…