第26章 境界線
恵土「そういや、何で新ケロロが来ることに?」
ドロロ「近頃、恵土殿を狙う動きが活発化。
つまり、護衛のための戦力増強でござるな」
恵土「そっか…
でも、そのおかげで
私なんかのために泣いてくれる人がいることを知った。
感謝しなきゃな^^
今度は、どっちも傷付けず
殺させないように頑張るよ!^^
お前たちとの未来のためにもさ(微笑」
ドロロ「恵土殿…)…
そうでござるな^^」
そういいながら、上空を見上げると
そこには、満点の星空があった…
が
恵土「!
(流れ星!?」
どぉん!!
突如として、その一つが落下してきて
咄嗟に後ろへと飛びずさる二人
恵土「なんだ?一体」
ドロロ「敵?」
しかし
恵土「ピクッ!)ドロロ!!」
ばっ!
反射的に、ドロロへ覆い被さった直後
右肩から左腰にかけて、背中が斬られた…
ドロロ「恵土殿!?」
その途端、その斬られた恵土の周囲が光に包まれ…
宇宙船が上へあがると同時に
恵土もまた、自身の意思とは関係なく上へ上がっていく
恵土「くっ…」
咄嗟に、ドロロへ向けて左手を伸ばし
ドロロ「!」
飛んで、恵土の手を左手で取るドロロ…
しかし…
こぉ(光を集中させる音)
ドロロ「!レーザー!?)くっ」
即座に小刀を抜いて、10発のレーザーを叩き落とすも
反動で、恵土の手から左手がすり抜けてしまう
発信機を恵土へ投げつけるのがやっとだった…
それらによって、轟音が響き
夏美「何の騒ぎ?;
こんな夜更けに…って…何これ」
呆然とする中
ドロロ「話は後でござる!!
今は、あれを追いかけねば」
夏美「先に説明しなさい!
わけがわからないわよ!」
ドロロ「恵土殿が、さらわれたでござる!
一刻も早く助けに行かねば!」
夏美「え…」
そして
一度、再び恵土の家へと戻るのだった…
(家からは100m程度しか離れてません)