第24章 帰郷
最後のもう一言…
それは…
「どんな目に遭っても、遭わされても
ずっと、必死に護ろうと頑張る。
そんなあなたが、大好きだった…
そのためだけに、力を振るう姿も…
それ以外の目的では、決して振ろうとせずに
耐えきろうと頑張る、その姿も…
自分で決めた道だから…
泣きつくこともせず、必死に頑張って頑張って…
そして、最終的に
神様に…飛龍に認められた…
それで、逆に苦しい目に遭わされたとしても…
あなたは、絶対にその力を悪用なんてしない…
だって、あなたは…
本当に、優しい…温かい子だって
ちゃんと解っているから…」
恵土「震え)ひっく;うっ;;」
ちゃんと解ってた。見ててくれた…
力を貸して助けようとするのではなく
その恵土の持つ力を認め、信じてくれていた…
そのことが、本当に嬉しくてたまらなかった…
「だから…
あなたらしく生きて、幸せになってね^^」
その言葉と共に、最後の姿が見えた…
両手を広げて、空へと去っていく母の姿が…
恵土「だから…
その一言が長いんだよ、いっつもさ;;(ぼろぼろ&微笑」
震えながら泣きじゃくる…
それに対し、流れ行く涙を止めれずにいる人たち…
彼らが見守る中…
恵土「約束、するよ…
もう、自分を捨てたりなんかはしない
切り捨てたりなんかはしない…
だから…
安心してっ;
上でっ…
あの世でっ…
どうか、幸せに…;
笑って…生きて;;(ぼろぼろ」
ドロロ(その優しさこそが…
本当に、人として大事なものなのでござろうな…;;)
恵土「父上…母上…っ;
今は…泣いてるけど…
気が済むまで泣いたら、また笑うから…;;
今回だけは…
お願いだから…;;泣か、せっ;;ひっく;」
涙でぼろぼろになりながら、月夜は照らす。
その涙の反射で、光を強めながら…
その想いによって、光に包まれる感覚に陥る
その心を表しているかのように…