第24章 帰郷
ドロロ「ほっ。
よかった、無事でござるな(微笑」
クルル「さっきから盗聴してるが、大丈夫そうだぜぇ?」
恵土「…
飛龍。いくぞ」
飛龍『ああ』
恵土「聖諦招来!」
瞬時に一体化し、力を解放させる。
そして、力を村へと送り込み
永遠に外から力を取り込むように設定し直し、結界を強める
ちなみに
その神の力、もとい飛龍は
次元が異なることで護られている村の
存在維持のため、力を滞在させるための封印だった。
まずそれに必要な神の力を、永遠に続くようにした
そして、村の人たちが自由に
外のもとの世界へと出入りできるようにした時…
恵土(力が、足りない…
振り絞れ…何のために、ここに来たんだ。
ここでできなきゃ…意味がないだろ!)
悔しそうに顔をゆがめた、その瞬間…
とんっ
恵土「!」
ふと横を見ると、そこにいたのは…
左手に右手を添えるドロロ
「拙者の力も、使ってくれぬでござるか?(微笑」
恵土「!でも」
右手に右手を添えるギロロ
「ふんっ…お前の好きにしろ(目を瞑り、そっぽを向く」
恵土「…ギロロ」
頭の上に乗るタママ
「僕もいるです!^^」
恵土「重いよ^^;」
左肩に乗るケロロ
「いよぉし!皆で力を合わせるであります!」
恵土「呆気)…くす(微笑」
右肩に乗るクルル
「しょうがねぇなぁ。くぅ~っくっくっ…」
恵土「皆…ありがとう(微笑」
タママ「お互い様ですぅ!^^」
恵土(一人じゃ何もできないだか何だか、言ってくる奴がいた…
でも、それは当然だ。
最初から、何でもできる奴なんかいない…
それを学ぶために、色々とぶつかっていく…
そして…今は…
もう、一人じゃないんだ…)
凄まじい白い光に紛れ、迷わずに飛び込んでいき
恵土へと力を貸したケロロ小隊…
かくして、村の平安は護られたのだった…