第24章 帰郷
それから、二分後…
キアラ「きゅっ(げぷっ」
キアラを部屋に置いてから
恵土(よく寝てる。
ドロロも、今夜は来ないらしいし大丈夫だろうな)
そう思いながら、恵土は空を飛んでいった…
ベルトのみにかかっていたアンチバリアを
全身に纏うように転化させながら…
それを見つめる影が一つ…
日向家にある、秘密基地へと入っていった…
ケロロ「なんですと!?
緊急事態じゃん!何ですぐ教えてくれなかったの!!;」
ギロロ「すぐに教えれば追跡がばれるだろ!」
大騒ぎする上に、ドタバタするから
ケロロ「とにもかくにも!
至急、全員集合であります!!」
かくして、集まるケロロ小隊だったが…
ケロロ「しまった!!;
飛龍の村の場所なんて知らないであります!!;」
クルル「安心しな。
今までの情報から割り出しといた」
ケロロ「さっすがクルル~!^^」
反応の切り替え早い!;
タママ「で、どこなんですか?」
ドロロ「前の時、栃木県の近くだと言っていたでござるが」
クルル「もちコース!(キラーン)
栃木県の日光市にある友知らず。
その近くに、前の時にもらったもんで
察知できちまったんだな、これが…
おそらく、すり抜ける
存在していると認識されなくなる上に
全く影響を受けることなく、別の空間に居る
ってことにできるんだろうな」
ギロロ「!ということは!」
クルル「あいにく、それに入るための機能はついてねえ。
早く追いかけて、ベルトから紐を出させて
木に引っ掛かった分と、それまでが繋がってねぇと入れねぇぜ?
一部でも、その世界に接していねぇと
元々その世界で生まれてねぇ俺たちは異物としてすり抜けるようになっちまう。
掴んで入らねぇとなぁ。
そろそろ着く頃だと思うし、飛ばした方がいいぜぇ?
くっくぅ~」
ドロロ「なるほど。
旅行の行き帰りで乗せてもらった、機関車と同じ原理でござるな」
そういえば、クルルに装置を渡してましたっけ…;
クルル「173ページ参照だぜぇ?
くぅ~っくっくっくっ!」