第22章 再来
ここは…どこだ…
?
何で、あいつらが…
上空から、見えるみたいに見えるんだ…
…あ…
そういえば、私…
消えていったんだった…
次々に、光の粒子のように消えて…
感覚さえも無くなっていって…
大気に…溶け込んで…
!
何で、皆して…
ダークネスドラゴンに攻撃なんて…
そっか…
体内にあるエネルギーで、戻れるって信じて…
!!
泣いてる…
何で…
泣いてるの…?
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その思いの中、大気が揺れ動く…
と同時に、声が聞こえた…
「誰だ…あいつらを泣かせたのは…」
夏美「!この声」
ドロロ「!恵土殿!?」
恵土「何きょろきょろしてんだよ…
それよりも…生きなきゃ…
また…また、悲しい思いを…
今度はさせてしまう…
護らなきゃ…
そのために、生きなきゃ…」
その直後、ダークから周囲へ出ていた
光の粒が小さな光の玉へと集中されていく
それがキアラの内部に入り、力を集中させ
復活しようとしたと同時に
白い光と共に爆発させようとする恵土
しかし…
そんな中
ダーク「ぐああああああああああああ!!;」
ダークの悲しげな声が聞こえる…
頭の中に、映像と共に流れてくる
ダーク(何で…壊そうとするの?
何で、僕から奪おうとするの?
爆発が起こった直後…
親を奪われ、皆も殺され、星ごと壊され
泣きながらでも、宇宙を泳いで生きるしかなかった…)
そんな光景が、頭に浮かんだ
恵土「お前…」
そして、苦悩もまた、伝わってくる。
ダーク「力が無ければ護れない。
なら、最後まで奪い尽くしてやる…
二度と、奪われないように!!
この世界も、全てを壊してやる!!
そのための力なんだあああ!!!)
ぐぅっ
ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
悲しげな、悲鳴のような声が響き渡った…
心の中にまで…