第22章 再来
恵土「全長、3mってとこか…」
クルル「くっくぅ~!
いい感じにうまくいっただろ?」
恵土「ああ。助かったよ。本当にありがとう(微笑」
ちょうどその時、底をつきかけていたエネルギー
それさえも…
ダークは自身の髭で縛り、力を奪い続け破壊しようとする
恵土「ぐっ…しまっ…
うあああああああああああ!」
エネルギーが吸われることで、力を奪われ
力が抜けて、倒れ伏せる…
その中、必死に結界を破り、入って来るも…
そこに見えたのは…
恵土「っ…」
光の粒子となっていき、次々に消えていく…
恵土の姿だった…
指先が光の粒子となり、散っていく…
他の方もまた、同様に消えていっていた…
ドロロ「…恵土殿っ」
冬樹「恵土ちゃん、しっかり…」
次々に声をかけるも
恵土は、目をつむったままだった…
恵土「うっ…」
辛うじて目を開ける頃には…
腕はほとんど消えていて…
恵土「ごめん…
私は…もう、永くない…」
冬樹「そんなこと言わないでよ!!;(涙目)
嫌だよ…(震え)
せっかく、仲良くなったのに!!;
消えないでよっ!!;(泣き震え)
お願いだから!!!!;;(涙」
その震える声と、言葉の中
冬樹の涙が、恵土の顔へ振りかかる…
その中、ドロロもまた…
すぐ隣に居て涙を流しており、同様に落としていた…
恵土「…もう…
いつ死んでもいいって、思ってた…
死ぬことが、怖いと感じたこともなかった…
あまりにも、身近すぎたから…
そういう危険な目に、遭わされてばかりだったから…
でも…
今は、嫌だな…
うん…
本当に、嫌だっ…(涙)
もっと、皆と一緒に居たかった…
色んなことを、一緒にやってみたかった…
明日の卓球大会だとかも、教えてもらってなかったっけ…
なあ…皆…
本当に、今までありがとう^^
幸せd」
その直後、辛うじて向けられていた眼が…
顔までもが…全部消えていった…
冬樹「恵土…ちゃん…?」
涙が落ちていく…
対照的に光り輝く月に照らされ、綺麗な光と共に…