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奇跡 【ケロロ軍曹】

第20章 過去と、今と…




そうして、五時間が経つ頃には…


ギロロ「死ぬ…;」

ケロロ「う~~;」

タママ「しんどいです;」

ドロロ「恵土殿ぉ…;」


クルル「全員、息絶え絶えだなぁ」


ただいま、哀の感情の爆発中…


が、怒りの感情の爆発が激し過ぎたため

ダメージが相当でかいようです;


ちなみに、かくいう恵土も…


恵土「ひっく;
ぐすっ;うっ;;」

震えながらしゃっくりあげて泣いてます;


ドロロ「…恵土殿」

それを見て、即座にふらふらになりながらも

必死に歩み寄るドロロ…


ギロロ「ドロロ…」

皆が見つめる中…


ドロロ「恵土殿…」

そう言いながら、必死に寄り添おうとするドロロ…


恵土「うっ;

何で…死んだんだっ;

私が代わりに死ねばよかったんじゃんか!;


私が最初の時に死んでたら、父上も母上も死なずに済んだ!!;

誰も死なず、苦しまずにいられたんだ!!!;


私さえいなければ、誰も…

悪いことをした人にはならずにっ;;


私だけが悪いんだ!!;


私が先に殺されていれば、両親だけはっ;;(頭抱える)


私が殺したんだ;

死んでればよかったんだ;


今からでも死ねばいいんだぁ~っ!!!;」


ドロロ「やめるでござる!!;」
ギロロ「落ち着け恵土!;」
タママ「正気に戻るです!;」
ケロロ「落ち着いてってホントにマジで!!;」

クルル「くっくっくぅ~。

悪いが、感情爆発してるから止めれねぇぜ?」


必死に羽交い絞めして押さえ込もうとするケロロ小隊


恵土「うああああああああああああ;

わあああああああああああああああああ;

あああああああああああああああああああああああああっ;;」


刀を離した後、泣き崩れてしまいました;


まるで、両親を自分で埋めた

自分で作った、両親の墓が目の前にあるかのように…

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