第20章 過去と、今と…
その後、朝ご飯を食べに広間に集まるのだが
その前に、部屋で雑談をしていた…
ドロロ「恵土殿、一体
飛龍殿とは、どのようにして過ごしていたのでござるか?」
冬樹「ん?僕も聴きたい!!(キラキラ」
ばぁん!!
そんな折、小耳にはさんで入り込む冬樹;
いきなりですが、タイトルです
「突撃!?飛龍の過去 であります(敬礼」
恵土「え;何でそんな;」
冬樹「聴かせて!
ずっと気になってたんだ!
世界を創造した後どうなったのかとか!(キラキラ」
ずいずいと迫って聴いてきてます;
恵土「えっと…;
話してやってくんない?;」
飛龍『ああ。解った。
私は、生まれたとき一人っきりだった…
一人、世界の中を自由気ままに過ごすだけだった…
しかし、ふと作ってみたくなったのだ…
すると、様々なことを定めなければいけなくなってしまった
理、魂、物質…
様々なものを全て生み出した頃には…
気付けば、消滅し切っていた…
ありとあらゆる世界を生み出し
可能性が無限故に、無限以上の力を振り絞らねばならなかったからな…
そして、残ったのは…
唯一の、破片のようなものだった…
だが、それでも
世界を、一瞬でどうにでも出来てしまうものだ…
だからこそ…旅に出たのだ…
神を生み出したのも、魂を生み出したのも私だ…
それらを繋げる輪廻…
死を交えての生という成り立ち…
本当に、大変な作業だった…
世界中のどこに行っても
恵土ほどの純潔者はおらんかった』
冬樹「そうだろうね^^;」
飛龍『私は世界中、ありとあらゆる
無限大以上の世界まですべて渡った…
だが、恵土と同等すらもいなかった…
むしろ、存在そのものが尊く
全ての事柄を繋げ、それごと全てを大事にしようとする考え…
誰にもない、貴さを持っている』
冬樹「頷く)うん。
それに関しては僕も思ったよ!
高貴な人って感じだったし(微笑」
恵土「そうなの?;」
ドロロ「拙者も、似たようなことを感じたでござる」
恵土「あはは^^;ありがとう(苦笑」
その言葉に、そうとしか答えられなかった…