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奇跡 【ケロロ軍曹】

第19章 気付き




飛龍『これから

お前は、この力を自在に扱ってもらう。


神の力を自在に引き出し、使うのには

それを扱いこなすだけの意志が必要となる…


お前しか、持ち合わせているものはいない…』


恵土「…でも、私はもう音速の倍以上の速度を持ってる。

正しく「体の使い方」を感覚的に熟知したことで
非常に高い身体操作能力故のものだ…

力を連続的に繋げていく。

それを、0.001秒差で連動的に重ね合すようにすることで

相乗効果をより凄まじいものに変えれるようになってこそだ。


感覚的だから、人への指導はできないけど…


それでも、神の力に頼らず

今まで、護り抜くために必死にやってきた!


だから…

今まで通り、相手と同じ条件で…


自身だけの力で!

ちゃんと、相手に向き合いたい!!」


飛龍『そうだとしても、貴様は一人で生きてこれたか?』

恵土「ピクッ)!」


飛龍『少なくとも、数々の人の支えがあった。

そして、神による
この世界が存在したままにしようとする力があって

それにより、修業が出来た時がある…


お前は、これまでの8年もの歳月

1日として、修業を欠かした時などなかった…


物心つかぬうちから、その意志は

強靭さを増していくばかり…


その修行もまた、心の修業なり』


恵土「…」

飛龍『だからこそ、使うことに抵抗を感じることなどない。


お前が、お前でいたからこそ

私はお前を選んだ。


それと同時に

お前の力で認めさせたということにもなる。


誰が何といおうと

これによって得た神の力は、お前の力だ。


お前自身が努力すればするだけ

その気力の凄まじさに伴って、力の大きさは変わる…


どうだ?会得する気にはなったか?

この力をもってすれば、誰でも救えるようになるぞ』


恵土「…解った…

つまり、これは私自身の力だと思っていいんだな?」


未だに浮いたままの飛龍を掴みながら尋ねる


飛龍「ああ。

だが、それで大切なものを見失うお前ではあるまい?

それを見抜いたからこそ、私は貴様を選んだのだからな(にや」


すると、日本刀に描かれた目を光らせながら呟いた


恵土「ふっ。違いない…」

それに微笑みながら、天に飛龍をかざす

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