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奇跡 【ケロロ軍曹】

第18章 悪夢黎明(あくむれいめい)




それも、男性は解っていたようで…


「死にたいか、なら仕方ない。

死ぬまで、そいつと闘って殺せ。


できなければ、死を持って償え」


その言葉に、勝手に動き続ける体…


ギロロ(くそっ!きたないマネばかりしおって!)


クルル「おい、あいつの正体解ったぜ?

あの仮面で操られてやがる」

ギロロ「なんだと?」


クルル「遠隔操作だ。

人格を残したまま、仮面をかぶせてやがった。


その仮面は、宇宙船からの電波を受信している。

つまり、その受信通りに動くようにされる。


宙に飛ぶことも

光の粒子化をさせて、光速で動くことも

様々なことがな。


まあ、ペコポンのドクロの面に偽装してはいるが…

そのマントは別で、ただの防具みたいだがなぁ。


おそらく崖から飛び降りた時のあれは、本来の人格。

だが、あぁいう風にやってるのは首謀者だろうぜ?


その親玉が、宇宙船にでも居るんじゃねぇのか?

ひどいことさせたのは、おそらく親玉の方だな」


ギロロ「ちっ。どこまでも腐った奴だ」

クルル「どっちにしろ、宇宙船を攻撃しても

勝手に恵土が庇うだろうからやめといた方がいいぜぇ?」

ギロロ「何!?

それだと、どうにもしようがないじゃないか!」


クルル「どうしても狙うとするのなら、まずはリモコン狙え。

恵土が捕らえられたままじゃ、どうにもしようがねぇ。

その後で、あの面を撃ち抜けばいい。

恵土がバテバテになって
その動きが緩慢になりきってからが勝負だな」

ギロロ「解った…」


そうして、宇宙船からも見えないよう隠れながら移動し

リモコンを狙うようにして、銃を構えるギロロ…


その頃にはもう…


ふらっ

ドロロ「恵土殿!やめて下され!」


ぶおんっぶおんっ!


ふらふらになりながらも

必死にドロロに飛龍を振るう恵土がいた…


ぶんっ

くらっ

最後に一回振った直後、倒れそうになり


ドロロ「恵土殿!」

それを受け止めようと、ドロロは咄嗟に駆けつけ


ぽすっ

恵土「ぜえぜえぜえぜえ;」

それを抱きとめると、既に息が切れ切っていた

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