第17章 海
「…勝手にほざいていろぉ!!」
そう叫びながら
光の粒子を全身に包みながら、光速で恵土へとぶつかろうとし
その直後、恵土もまた同様に
光の粒子を、己の全身に包んで光速で防ごうとする。
そうして、二人はぶつかり合った
その直後…
大気の震えから、感じ取る…
半球状に、空気の伝わる揺れを…
大気の震え、動き…
全てを感じ取った上で、動こうとしているのを
海岸では、パソコンで発信機を通して感知していた…
クルル「来た来た来たぁ~!
これぞ、超人中の超々人の反応!」
半ば興奮気味に叫ぶクルル…
滅多に、こんな闘いの情報は得られないが故か
相当興奮し切っていました…;
そして…
その直後、目に映らないまま…
男性が作り出した衝撃波を、打ち消し合うように調整しながら
全て適確に、恵土は衝撃波を生み出しながら射止め続けていた…
クルル「くっくぅ~。
発信機に、恵土の感覚や脳波を感知する機械を組み込んで
伝えるようにしているんだが…大した解析度だぜぇ。
世界中のどのパソコンよりもハイスペックだなぁ」
ドロロ「そんなに凄いのでござるか?」
クルル「ああ。
音から、目に映らないものまで完全に把握し切ってやがる。
衛星から確認したが、目に映るものまでパーフェクトだ。
俺が見込むだけはあるなぁ。くっくぅ~」
そんなこんなで…
その衝撃波の発生数は、1秒につき1京まで跳ね上がった…
恵土「うおおおおおお!!!!」
「うらあああああああ!!!!」
がぁん!!!!
そうぶつかり合った直後…
天へ、衝撃波が伝わっていき…
ドロロ「!!」
ケロロ「ゲロ…」
ギロロ「雲が、全て消え去っただと…?」
クルル「それだけじゃねぇぜぇ。
前々からあったペコポンの問題、オゾン層破壊が止まりやがった…
きっと、衝撃波を伝って
神の力による影響でも出たんじゃねぇのか?
ちなみに言うとよぉ
これからの子孫も、死んだ祖先も
今生きている皆も、全員が笑っていられるために
力を振るっているんだからよ。
相変わらず、お人好しなんて枠飛び越えてるなぁ。
くぅ~っくっくっくっ!」
そう笑う中…
再び、激しくぶつかり合い続ける二人…
それは…
互いが、力尽きるまで続いた…