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奇跡 【ケロロ軍曹】

第16章 夏休み




恵土「そういえば、このベルトって…

使う私の意思を読み取って、それに合わせて動いてくれるんだよね?
前後上下左右」

ドロロ「そうでござる^^」


恵土「でもさぁ…

これって、いったいいくらしたの?」

ドロロ「…気にしない方がいいでござるよ^^;」

クルル「日本円にして5億円だぜぇ。くぅ~っくっくっくっ!」
ドロロ「クルル殿!;言わない方がと;」

クルル「いずれにしろ知るからいいだろ?

ま、本人の場合は返そうとするだろうがな。お金だけでも」


恵土「どうか受け取って下さい!(土下座」

ドロロ「何でござるか!?;このアタッシュケースは!;」

恵土「宝くじで5億円当てたの;

お願いだから受け取って;」
ドロロ「無理でござる!

このベルトと鞘は、我々ケロン星の銀河の気持ち。

お金に代えられるものではござらん!」

クルル「ま、それもそうだな」


恵土「…じゃあ、どうすれば…」

ドロロ「恵土殿が
無傷で居られれば、それだけで満足でござる^^

そのために、これを開発したのだから…」

恵土「…そっか(微笑)

…じゃあ、有難く使わせてもらうね^^」

ドロロ「頷く)^^」

そうして、眠りにつくのだが…


一つ、疑問が残っていた…


恵土(ドロロの口ってどうなってるんだろ…)


いずれは気になるであろうことだが…

無論、気になっていた…


そして翌朝…


恵土「ドロロ~。おはよう^^」

ドロロ「ん…

もう、目が覚めたでござるか?」


恵土「いやぁ~;目がさえちゃって^^;」

ドロロ「そうでござるか^^」


恵土「でもちゃんと寝たから大丈夫!」

ドロロ「それは何よりでござる(微笑」


恵土「じゃあ、準備を終えたから

出かけるための手段の準備をしてくるね!」

ドロロ「承知。
こちらも、準備を確認次第行くでござる」


そうして庭に…


夏美「え…何これ;」

恵土「おはよ~。

ハリーポッターに出てくる列車を
その周囲だけを四次元にして見えないように作ったんだ^^」

冬樹「えっと…

つまり、特定の人達以外には見えないし触れないってこと?」

恵土「ぴんぽぉ~ん!♪」


そうして、庭先に

準備を終えた人たちが、集結したのだった…

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