第16章 夏休み
その後…
冬樹「じゃあ、僕は
明日(29日)の晩のために、怪談話調べるから。おやすみ」
夏美「え!?;怪談するの!?;」
冬樹「頷く)うん。
西澤さんと一緒にやるつもりなんだ^^
オカルトクラブ主催でね(微笑)
楽しみにしといて^^」
夏美「いやよ!;私それ嫌!;」←怪談苦手
そういう夏美も何のその
冬樹は部屋へと入ってしまいました…;
夏美「ズーン);」
恵土「耳栓してれば大丈夫だよ。はい」
夏美「ありがとう;」
恵土「幽霊苦手なんだね」
夏美「あんたは嫌いじゃないの?
普通に見えるみたいだけど」
恵土「ん~。小さい頃からだから気にしないかな。
先輩みたいなもんだし」
夏美「え?(きょとん」
恵土「だってさ…
もう、人生を全うした上で出てきたでしょ?
私たちは、まだ途中。道半ば程度なんだ。
だからさ…先輩かなぁって思ってる。
だから、あぁいう風に助けになりたいって思ってるんだ。
そのおかげで、皆が居る
そして…そのおかげで、私が居る。
とっても幸せだって思ってるしさ(微笑」
夏美「…なるほどね(微笑)
確かに…そう考えれば、幾分かは怖くなくなるわ」
恵土「でしょ?^^
気味が悪いものなんかじゃない。
元々、人だったんだからさ(微笑」
夏美「そうね^^
じゃあ、おやすみ(微笑」
恵土「おやすみ^^」
なんやかんやで、小雪とアリサは泊まってくようで…
恵土の部屋
恵土「ドロロ…」
ドロロ「一晩、世話になるでござる^^;」
恵土「いいよ^^」
ドロロ「…恵土殿」
恵土「ん?」
ドロロ「夢を、持っているでござるか?」
恵土「?どうしたの?急に」
ドロロ「…いや、恵土殿はいつも人のことばかりで…
自分自身で抱いている、将来の夢はないのかと…」
恵土「…夢、か…
昔は、両親との時を除いて夢も希望もなかったけれど…
もう、叶ってるよ」
ドロロ「?それとは一体?」
ベッドの上で語られる想いとは、果たして?