第16章 夏休み
冬樹「げほっごほっ!ごめん、アリサちゃん;」
アリサ「別にいい。ダディが防いだから」
ネブラ「次から気を付けるといい」
冬樹「ありがとう^^;」
恵土「何で吹き出したの?(きょとん」
夏美「バカ!;
下着で泳ぐのがありなのは
山奥で誰もいない時だけよ!」
そうとは限りませんが…;
恵土「?私の所では、小さい時から混浴で
異性なんて意識しなかったぞ。素っ裸だったし。
第一、あぁいう風に恥ずかしがる意識なんて
明治維新で異人から裸は恥ずかしいって刷り込まれただけでしょ?
すべての村人が男女混浴を容認していて
幼い頃から
こうした浴場に通うことが習慣になっている私たちにとっちゃ、
男女混浴は恥ずかしいことでも、いけないことでもないし。
まあ、私は全員が居なくなってから
家族と一緒に入っていたけどね」
夏美「あんたは性に無頓着すぎるのよ!;
襲われたらとか考えないわけ?;」
恵土「ん~。
それ以前に
一人の人として間違った行動をしなきゃいいって教わったし
それを平気でできる人は、そんな人だってだけで倒せばいいだけ。
それに…」
小雪「それに?」
恵土「…それに
裸であろうがなかろうが、人は人だ。
その人自身によって、見方も感じ方も考え方も変わる。
捕え方も、育った環境によって変わってくる。
何が間違いで、何が正解なのかっていう答えもさ…
だから…
別に気にしない主義なんだ。
何でも基本的に、知識として受け入れるけどさ…
そんなの気にしていったらきりないし
あわせてばっかりだったら、何も出来なくなる。
相手がそうなら、それが相手だ。
もし、それで恥ずかしいし
どうしてもやっちゃいけないって文化っていうなら、それに従う。
郷に入っては郷に従えって言葉もあるしさ」
夏美「…なるほどね。
まあいいわ。
とりあえず!
公衆の面前で裸で泳いだら犯罪行為になるから
一緒に水着を買いに行くわよ?」
恵土「了解!(敬礼」
なんやかんやで、水着を買いに行くことになりました…