第15章 帰途
恵土「くす)ありがとう、ドロロ(微笑」
鞘を含めた全長が85㎝となった飛龍を見つめ
63.5cmの鞘と、それを固定するベルトを見つめ
思わず、恵土は呟いた…
恵土「それにしても…
ドロロの母上、途中でついドロロって呼んでたのに…
気にせずに話していた…
きっと、それごとひっくるめてゼロロって思ってるんだろうな
ドロロが、今のドロロでいるように…
それまでのドロロもまた、ゼロロがいてこそだって…」
そう呟きながら、星を見る…
その想いは…
通信機を通じて、伝わっていた…
ドロロ(そうでござるな…母上)
星空を見てから、目を瞑り…
思い出しながら、静かに眠りについた…
ちなみに、ベルトを背負って
日向家に帰ってきた時…
恵土「じゃーん!」
冬樹「わぁ~!!(キラキラ」
恵土「ドロロにもらったんだ^^」
夏美「まったくもう;
それより、ぱっぱと寝る準備しなさい!
風呂だって入ってないくせに(溜息」
恵土「あ;忘れてた;」
冬樹「その間、僕が預かっててもいい!?(ずいっ」
恵土「ど、どうぞ^^;」
冬樹「ありがとう!!^^(ぱぁ」
瞳を輝かせながら
恵土以外で、一番喜んでいたのは冬樹だった…
その後…
冬樹「えっと…
左肩を、上のベルトと下のベルトの間に通すんだよね?
よいしょっと…
結構重いんだ、日本刀が入ってるからだろうけれど」
ベルト+鞘=1.73kg+0.96kg=2.69kg
日本刀=1.28kg
総合計=ベルト鞘+日本刀=2.69kg+1.28kg=3.97kg
冬樹「わぁ~。重量感あるなぁ^^//(にっこにこ」
半ば興奮気味に喜んでます
夏美「冬樹!あんたもそろそろ寝なさいよ?」
冬樹「はぁ~い!^^」
そうして、その刀を下ろしながらも
風呂に居る恵土へ、おやすみと声をかけ
冬樹と夏美は、眠りにつくのだった…
そして、恵土が
あの手紙を読んだり、一人で思う時へと戻る。
そうして…
皆が眠りにつくのだった…
3.97kg=サンキューな
すなわち「ありがとう」という重みも
入っていることも理解しながら…
ギロロ「俺が考えたんだがな;伝わればいいが…」
ドロロ「ありがとうでござる^^」
無論、気付いてます