第15章 帰途
その後…
各々は、地球で暮らしていた際の場所へと帰っていった…
ドロロ「では、恵土殿。また」
恵土「うん。またね^^(手を振る」
夜となった中、そういうも…
ドロロは凄まじい速度で
恵土「?何これ」
ドロロ「黙って受け取って下され。では!」
しゅばっ!!
恵土「?…
(何なんだろ、この紙包み」
ドロロ「溜息)ふう。
使ってくれればいいでござるが…」
背後に影が差しているのに気付かず呟く中…
小雪「うふふ♪
恵土ちゃんにプレゼント?^^」
ドロロ「ビクゥッ!!)っ!!??;」
口に手を当てながらにやついていう小雪に対し
後ろへと振り返りながら、後ろへたじたじと下がるドロロ
小雪「恵土ちゃん、やっぱり好きなんだ^^」
ドロロ「いや、そうでござるが(あわあわ」
小雪「私も好きな人がいるんだぁ」
ドロロ「!?
(何故いきなりその話を!?;」
小雪「じゃーん!夏美ちゃん人形!^^
カキ氷の時、恵土ちゃんに作ってもらったんだよねぇ^^」
ドロロ「あの時作ってもらったものでござるか…;」
小雪「ところで
ドロロは一体何をプレゼントしたの?(ずいずいっ」
ドロロ「!!見ようとしないで下され!;(あわあわ」
そんなやり取りが起こっているとは知らず
恵土が、その紙包みを開くと…
恵土「!!…ベルトに、日本刀の鞘…
わざわざ、サイズまでぴったり合わせて…」
そう言いながら見つめ
その背にかけてベルトを止め、鞘に日本刀を納めてみると…
恵土「凄い…しっくりくる」
そういう恵土は…突如
ばっ!!
いきなり跳んで、ゴミ箱を踏み台に塀の上へ跳び
その直後、電柱の取っ手を左手で掴んで
手前へ引っ張りながら逆上がりのように回転して
その直後、電線へそっと足をかけてひねり
電線の上へ乗り、木の上へ着地した直後に
右足だけをひっかけて体を後ろへ傾けたまま、後ろ回転させ
その勢いのまま、道路が見えた直後にその足を外し
綺麗に後回転して着地した…
恵土「おお。全然抜けないし落ちない。
ぴったりフィット!
それでいながら汗がつかない原理は何だろ?」
そう感心する恵土…
だが、その動きは忍者顔負けで…
むしろ、そっちをツッコみたい;