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奇跡 【ケロロ軍曹】

第14章 ドロロの家




冬樹とケロロは「宇宙を超えた友情」を結んでいる。

夏美とギロロは「宇宙を超えた片思い」を結んでいる。

桃華とタママは「宇宙を超えた似た者同士」を結んでいる。

睦実とクルルは「宇宙を超えた同盟」を結んでいる。

小雪とドロロは「宇宙を超えた心」を結んでいる。


私は…なんなんだろうな…

逆に、その邪魔にしかなっていないような気がする…



そんな心中の中…

一人で、眠りについていた…



そうして、夜が過ぎ去る中…


ドロロ「ただいま戻ったてござ…

寝てしまわれたでござるか…」


窓から入って、動きをふと止めるドロロ…


ドロロ「あ。通信機が、こんな所に…」←ずっと探していた


枕元に置いたまま

一人眠っている恵土のベッドに座ると…


ドロロ「涙の跡…)

…恵土殿…辛い思いをさせてしまったでござるな…」


その涙の跡を、そっとなぞりながら優しく撫でていた…


恵土「ごめん…」

ドロロ「!」


恵土「生きてて、ごめん…

邪魔、しか…なってないのに…」


ドロロ「!…夢の中でも、自分を責めて…

もう、これ以上自身を責めないで下され。


お願いでござる」

恵土(死んでいれば…
迷惑なんて、かけなかったはずだったのに…;

最初から、いないはずだったのにっ…;)


そう、目の端から零れ落ちていく涙…


その手を握りながら…

気付かぬ内に、通信機に触れていた…


ドロロ「逆に聴くと、辛く感じるでござるな…)

恵土殿、そんなに考えて責めてばかりいたら
辛い思いしか、残らない。

それよりも、少しでもいいから
居たからこそ、学べたことを忘れずに…

どうか、生きて下され。

両方の意味で、ちゃんと…」


その言葉に

救いになったのか、思わず微笑んでいた…


そんな寝顔を見ながら…

ドロロ「^^

さて、拙者もねr
がしっ

恵土「すーすー^^」

ドロロ「…;(たらーり」

満面の笑みを浮かべ、寝るため自室へ向かおうとした直後

その手を、強く握りしめられました…


無論、ドロロは冷や汗がダラダラで…

結局、一緒に寝ることになったのだとか^^;

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