第13章 想い
病院の一室…
光が差し込む中、語り出される
恵土「ここに来れて、出会えて…
本当に幸せだったよ…
満たされていく光に…
満たされていく心に…
本当に、助けられているんだ…
今も…
どれほどの時を過ごそうとも、ずっと…
だからドロロ…ありがとう…
本当に、ありがとう^^
大好きだよ…
一生、ずっと…(微笑)
だから…
その言葉だけで、十二分過ぎるぐらいだよ…^^;」
嬉し泣きと共に語り出される言葉…
それは、とても重く…
とても、温かいものだった…
ドロロのあの言葉に対する返事を言いながら
満面の笑みを浮かべる…
恵土「化け物と否定された(左手を見つめる)
その手を、何の迷いもなくとってくれた…
危ない時、大丈夫かとも信じてくれた…
それでも、助けようと尽力してくれた…
暗闇から差し伸ばした手を
光と一緒に、掴み取って…
とらわれていた闇から、引きずり出してくれた…
真っ暗なあの地獄から
眩しくてたまらない、温かい場所へと連れ出してくれた…
感謝しても、しきれないっ;」
そう涙を流す恵土に対し…
ドロロ「拙者も…同じでござる」
恵土「…え?(きょとん」
その言葉に、ドロロに向くと…
ドロロ「拙者も、恵土殿には
世話になりっぱなしで
何も返せていないように感じるでござるよ…
どんな時でも、拙者の言葉に耳を傾けてくれた…
また、日々を取り戻すために尽力し…
方向性が誤ることがあっても、何度も…
ちゃんと、戻ってきてくれた…
そして…
今、こうして話していられる…
それだけで、十二分に幸せでござる^^//」
満面の笑みで語り出される想い…
恵土「私の方だって^^//」
それに対し、恵土もまた…
照れ臭そうに満面の笑みを浮かべた…
そんな折…
恵土が目を覚ましたとの連絡を受けたプルルが
その部屋へと、入ってきた…