第12章 誓い
恵土「あいつらと、約束したんだ…
絶対に、生きて帰って来る…
絶対に、お前たちのもとへ帰って来る…
また、お前たちとの楽しい日々へ
必ず、戻ってくる…
そう言って、指切りしたのに…(左手を見つめる)
また、また…
何度も、繰り返してしまった…(苦笑)
でも…
最後には、ちゃんとできた…
護れたんだ…
それだけで、何より幸せだよ(微笑」
ベッドに横たわったまま、そういう恵土に対し…
ドロロは、涙を流していた…
ドロロ「…っ;」
恵土「もー
何でドロロが泣くの?^^;(苦笑」
ドロロ「恵土殿に会えたこと…
拙者は、誇りに思うでござるよ…
会えて、共に居れたこと…
本当に、心から嬉しく思うでござる…
地球に来て、小雪殿と出会い
今の自分(ドロロ)となり…
そうして、恵土殿と会えて…
大事なものを、たくさん学び申した…
たくさんの想いを…
愛を、与えてくれた…
想い出を、日々を…
温かな、眩しく、優しい想いを…
(頭によぎる、恵土との想い出の数々を
目を瞑って思い出しながら、涙を流す)
恵土殿…」
恵土「?」
ドロロ「拙者と
生涯の「契り」を交わしては下さらぬか?」
恵土「!//…
いいよ。ドロロとなら//(微笑」
ドロロ「…恵土殿…//」
光が差し込む中、病院で…
一つの誓いが、かわされていた…
ケロロ「ゲロォーッ//(超小声」
ギロロ「押すな(ぼそぼそ」
タママ「うわぁ~//(キラキラ」
ビデオにとりながら見つめ続けるドロロ除くケロロ小隊と
共に来ていた地球人たちが、デバガメ部隊となっていた…
皆が見つめる中
互いに、左手の小指を差し出し合い…
恵土「^^//」
ドロロ「^^//」
永久の約束を誓った…
右手は利き手故に、よく使われる…
それは、普通の約束事で使われる指切り…
しかし、一生続く「特別な約束」は…
左手の小指で行う…
そういう、村に伝わる伝統に伴い…
利き手ではない手で
満面の笑みと共に
数々の想いを込めながら…
共に、指切りを交わすのだった…